今回は、Git BASH の紹介と、カスタマイズについて説明します。
Git BASH とは、Git for Windows をインストールすると一緒にインストールされるツールです。
簡単に言うと、Windows で、Linux のようなコンソールが使えるようになります。
Windows のシステムに影響するような操作は、コマンドプロンプトか、PowerShell を使った方がいいと思います。
以前は、だいぶ苦労して、Cygwin をインストールする必要がありましたが、日常の操作ぐらいなら Git BASH で十分だと思います。
Git BASHのインストール
冒頭でも言った通り、Git for Windows に同梱されているので、Git for Windows をインストールする必要があります。
gitforwindows.org
最新版は、2.45.2 のようです。
ダウンロードすると、Git-2.45.2-64-bit.exe が得られます。
ダブルクリックしてインストールしていきます。
ライセンス確認です。問題なければ Next をクリックします。
ライセンス確認
インストール先を指定します。デフォルトで問題ないと思います。Next をクリックします。
インストール先の選択
インストールするコンポーネントの選択です。Git BASH はデフォルトでチェックが入っています。デスクトップにショートカットアイコンを追加したい場合は、追加でチェックを入れる必要があります。決まったら、Next をクリックします。
インストールコンポーネントの選択
スタートメニューのフォルダ名の指定です。デフォルトでいいと思います。Next をクリックします。
スタートメニューのフォルダ名の指定
コミットログなど、Git で使用するエディタの選択です。お好みでどうぞ。私は Ubuntu でよく使う nano エディタを指定しました。決まったら Next をクリックします。
エディタの選択
デフォルトのブランチ名の選択です。デフォルトの master でいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
デフォルトのブランチ名の選択
Git で使用する SSH クライアントの選択です。デフォルトでいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
SSHクライアントの選択
Git で使用する SSL/TLS ライブラリの選択です。デフォルトでいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
SSL/TLSライブラリの選択
改行コードの変換の選択です。checkout 時、commit 時に、改行コードを勝手に変換する機能で、デフォルトは有効になっていますが、変換無しがオススメです。勝手に変わったらびっくりしますよね。決まったら、Next をクリックします。
改行コードの変換の選択
Git BASH で使用するコンソールの選択です。MSYS2 か、コマンドプロンプトかを選ぶところです。デフォルトの MSYS2 がおすすめです。決まったら、Next をクリックします。
Git BASHで使うコンソールの選択
git pull 時のデフォルトの振る舞いの選択です。デフォルトでいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
git pull時のデフォルトの振る舞い選択
Git の認証情報管理ツールを使うかどうかの選択です。便利になるようなので、デフォルトでいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
認証情報管理ツールの選択
追加のオプションの選択です。ファイルシステムのキャッシュと、シンボリックリンクの機能のようです。両方ともデフォルトでいいと思います。決まったら、Next をクリックします。
追加のオプションの選択
追加の機能の選択です。あまり分かっていませんが、新機能なんだと思います。必要になったら入れればいいので、デフォルトでいいと思います。決まったら、Install をクリックします。インストールには数分かかります。
追加の機能の選択
インストールの完了画面です。Git BASH をすぐに起動する選択肢と、リリースノートを読む選択肢があります。お好みでどうぞ。決まったら、Finish をクリックします。
インストール完了画面
Git for Windows のインストールが完了しました。これで、Git BASH が使えるようになります。
Git BASHのカスタマイズ
カスタマイズは、Git BASH の画面を右クリックして、Options... をクリックします。
Git BASH の画面を右クリックして、Optionsをクリックする
Looksのカスタマイズ
Options の画面が開きます。左側にいくつかの項目が並んでいます。
Looks は、外観に関するカスタマイズです。
Looksのカスタマイズ
私は変更してませんが、お好みでカスタマイズしてください。
Textのカスタマイズ
Text は、コンソールの文字に関するカスタマイズです。
Textのカスタマイズ
デフォルトのフォントは、よく知らないですがイマイチです。
私は MS ゴシック に変更しました。
Locale と Character set は、必要に応じて変更しなければならない時があると思います。
必要なケースがあったときに追記しますが、現状はデフォルトで問題ありません。
Keys
Keys は、ショートカットキーのカスタマイズです。
Keysのカスタマイズ
しかし、自由に設定できるわけではなく、私は、特に使うものもないので、変更していません。
Mouse
Mouse は、マウス操作のカスタマイズです。
Mouseのカスタマイズ
コピーした内容を Git BASH に貼り付けるとき、いちいち右クリックしてから Paste をクリックする必要がありますが、右クリックの挙動を「Menu」から「Paste」に変更すると、貼り付けが右クリックで実現できます。
ただ、この設定をした場合、右クリックで Options を表示させることが出来なくなります。Options は、Alt + Enter で実行できるので問題ありませんが、Select All や、いくつかの機能が使えなくなります。これは、代わりの手段が無いみたいなので、少し困ります。ショートカットキーも割り当てられてないようです。
仕方ないので、慣れると信じて、右クリックは「Menu」に割り当てて、ホイールボタンに「Paste」を割り当てました。
Selection
選択の機能のカスタマイズです。
Selectionのカスタマイズ
マウスで選択したときに、コピーされるのは便利ですね。あと、以前は無かったと思うのですが、コピーしたときに自動で前後の空白は削除する Trim の機能がデフォルトで有効になっています。
Window
ウィンドウのカスタマイズです。
Windowのカスタマイズ
ウィンドウのサイズは、好みのサイズにして、Current size をクリックすれば、現在のウィンドウのサイズが設定されます。
Scrollback lines は、どれぐらいログの表示が残せるかです。大きめを設定しておけば困ることはないと思います。
Terminal
ターミナルのカスタマイズです。
Terminalのカスタマイズ
現状は、特に変更するところはありませんでした。
.bashrcの作成
Git BASH は、初期状態では、.bashrc はありません。エイリアスの設定など、いつも使ってる設定がしたくなるときがあります。
その場合は、自分で .bashrc を作ればいいだけです。
$ touch ~/.bashrc
すると、次回起動時に、警告が出て、.bash_profile を自動で作ってくれます。
.bashrcはあるけど他の設定ファイルが無いという警告
これで、.bashrc に、好みの設定を追加できます。
コマンドなどを追加する
treeコマンド
Git BASH で使える tree コマンドを導入します。
以下のリンクに飛んで、Download の Binaries の Zip というリンクをクリックすると zipファイルをダウンロードすることが出来ます。あとは、パスの通ってるところに、適当に置いて使うだけです。
gnuwin32.sourceforge.net
おわりに
今回は、非常にありがたいツールの Git BASH を紹介しました。
気が付いたところがあれば、また追記していきたいと思います。
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今回は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。